受験志望校の過去5年分の入試問題の使い方について説明します。

中学受験、高校受験や大学受験において、過去の入試問題を使う目的は、

①入試にはどんな問題が出るのか傾向を把握する。

②それに対して自分は何をしなければならないのか対策を練る。

この2つです。

多くの人が、ただ問題をやって答えあわせをしただけで、一喜一憂しますが、これではまったく意味がありません。

まず問題を解くときは、入試本番のつもりで真剣にやってください。タイマーを設定して規定時間内で解くこと。緊張感を持って、制限時間を決めてやってください。コタツで気ままにやるなど、言語道断です。答え合わせをして点数を出します。合格最低点が公表されていれば、足りているか自分を評価します。

そして次に、今後2週間の学習計画を立てます。

入試問題の結果をもとに、最も優先して復習しなければならないところはどこなのか、真剣に考えます。

大切なのは、手がければ確実に復習できるところを選ぶことです。できそうもないむずかしいところを選ぶべきではありません。

大切なことなので、もう一度言っておきます。できそうもないむずかしいところは選ばないことです。できなかった問題に、△(頑張ればできそうな問題)、×(自分には難しすぎてとうていできそうもない問題)というふうに印をします。△のついた問題を復習します。入試問題や難しい問題、新しいことなどに着手するのは、余計な混乱を引き起こす原因となる可能性があるので危険です。

それと、復習するのは、その問題を含む「単元」や「章」全体です。不正解だった問題だけをやり直すのではあまり意味がありません。

こうして2週間みっちり復習したら、別の年度の入試問題をやってみます。

そして、同様に次の復習計画を立てて実行します。これを4~5回繰り返してください。点数が後になるほどアップしている実感が得られ、入試に対する不安が安らぎます。

また、入試問題の最終回は、少なくとも入試の2週間前にやり終えられるよう入試過去問に取り組む時期を計算してください。最後の約2週間は、今までにやってきたことや基本事項を総復習する時期のため残しておきます。

以上、効果的な入試過去問の使い方について書きました。ご参考になりましたら、幸いです。