みなさん、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)という言葉をご存知でしょうか?
正確には脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)
といいます。

脳幹の中には脳に向かう神経の束があります。これを「網様体」といいます。
特に脳幹内の網様体は「脳幹網様体」といいます。
ここの働きを示すことばです。
まずこれがどういう働きをするのか説明したいと思います。
この部分は自分にとって必要な情報だけをピックアップして
取り込む働きをします。
必要でない情報をインプットしないようにガードしているのです。
つまりは興味のあるものしか目や耳に入ってこないようになっているのです。
ちょっとした例でいうと、
たとえばスマホを買う前は、他の人が持っている機種に全然興味がなく、気にもなかったのに自分がスマホを買った途端、人のスマホもすごく気になりだしたというように。
こういうものも毛様体賦活系の働きによる効果なのです。
だからこの性質をうまくコントロールすることが大事なのです。
このブログを読んで
「あっそれ、知ってる。」
と思って読んでいる方もいるかもしれません。
そうなるとそこは知っているから、
ということでその部分への興味は最初から失せてしまっているかもしれないのです。
つまり自分にとってあまり必要でない情報であると、勝手に脳が認識してしまう可能性があります。
何を言いたいかというと、
人間は知っていることを理解していると同じに考える傾向にありますが、
本当は二つには大きな違いがあるということに気づいていないことが多いのです。
授業などで一度聞いた内容と同じ内容を半年後に授業で聞いたとします。
もし真剣に聞くならば以前聞いた時には気づかなかったことに多く気づくこともあります。
それは聞く方のレベルが以前よりも上がってきているからです。
でも知っている話だからと思って聞いてしまうと、
毛様体賦活系が働いて興味さえも持つことなく終わってしまうことになります。
当然新しい気づきなどは、ないということになってしまいます。
一度勉強したことはもう知っているからいいで済ませるのではなく、
もう一度くりかえして復習してみることで身につくものが多く増えていくのです。
知っていることでも新しい気づきがあるかも?
考え方ひとつで意識的に毛様体賦活系の働きをうまくコントロールすることができるのです。
人は本能的に、この毛様体賦活系が働き一度聞いたり見たりしたことに対し、興味を抱かなくなり、
結果、見なくなります。
極端な言い方をすれば、「私は何も知らないのだ」と常々思い込ませると、知ったかぶりせずに絶えず新鮮な知識を見ることができ、
結果的に同じことを何回も復習することができるのです。
これは知識を確実にする方法です。言い換えれば、知識を潜在意識に入れる方法です。自分をコントロールする技術が必要なのでちょっとむずかしいかもしれませんね。