2021年度募集は、
S特進探求コース(60名)大阪市立大、大阪府立大へ
特進探求コース(60名)和歌山大、関関同立へ
の2コースとなっており、国公立中堅大学に焦点を当てた目標を置いています。東大や京大を目指すならともかく、中堅大学を目指すならおすすめの中学校となります。この点が本校の特徴となります。その戦略の効果で国公立大学の進学実績が飛躍的に伸びています。
2018年 49人
2019年 56人
2020年 66人となっています。
また特筆すべき点は、指定校推薦の枠が多い点です。
2019年が437人だったのに対し、
2020年は535人に増えていました。
国公立の合格実績で国公立+医歯薬系の人数推移は
2018年 104人
2019年 113人
2020年 158人
と大幅に推移しています。
放課後は予備校講師を呼んで授業をさせており、塾や予備校にも自由に通っていいとしています。成績向上のためには、学校側も応援してくれますので生徒にやさしい体制が確保されています。
国語入試について
論説文と物語文の2題が出される傾向にあります。比較的本文が長いので、読む速度がある程度必要とされます。選択肢の問題が多く、50字前後の記述式問題もあります。文中の語句を使って、文章をまとめる練習をしておくことが必要です。知識問題としては、語句の意味、ことわざ、慣用句を学習しておきましょう。基本的な内容となっていますので、しっかりと基本を学べば合格を勝ち取ることができます。
前期B日程の内容を見ていきましょう。
1.論説文は、遠藤薫「ロボットが家にやってきたら…人間とAIの未来」からの出展です。記述はなく易しい内容です。確実に点を取りましょう。
問1)空欄A~Dに入る言葉として適当なものを次から一つずつ選び、それぞれ記号で答えなさい。
A( ) B( ) C( ) D( )
ア そこで イ もしも ウ なぜなら エ あるいは オ つまり カ しかし
接続詞の選択肢問題です。段落の先頭か、文の先頭かを判断して前後のつながりを考えます。接続詞の位置が段落の先頭であれば、前段落と後段落の内容を比較します。文の先頭であれば、前文と後文の内容を比較します。
問2)傍線部①「この使うことによっても、自然は変化を受ける」とあるが、「人工物」を使うことによって「自然」が「変化」を受けた例として最も適当なものを次から選び、記号で答えなさい。( イ )
ア 台風の接近にともなう大雨で川の堤防が決壊した。
イ 自動車の排気ガスによって大気汚染が起きた。
ウ 森の減少により熊が人里に近付くようになった。
エ 外来種の魚を放したせいで湖の在来種が全滅した。
オ 温暖化が進み、エアコンの売れ行きが伸びた。
人工物は自動車ですね。これで判断してください。
問3)傍線部②「不定時法から定時法への切り替え」とあるが、「不定時法」または、「定時法」の説明として適当でないものを次から一つ選び、記号で答えなさい。( オ )
ア 季節によって「昼」の長さは変化するので、「不定時法」では一時間の長さが季節によって変わることになる。
イ 「不定時法」では、太陽の運行によって時間が変わるため、同じ日の一時間の長さは、地域によって違うことになる。
ウ 「定時法」では、一日の長さを等しく区切って決定しているので、どの季節に計っても一時間の長さは同じになる。
エ 「不定時法」とは、日の出と日の入りの時刻を基準に、昼と夜に区分して、それぞれを分割して時間を計るものである。
オ 「定時法」とは、正確に時を刻むことが義務づけられた規則のことであり、機械時計で計ることが決まっている。
設問を注意深く読み「適当でないもの」を見落とさないことが肝要です。ここでの「法」とは、方法や手段という意味で使われており、規則やルールという意味では使っていません。
問4)傍線部③「宗教上の理由から実用化された」とあるが、「時」を管理していた教会が「機械時計」による「定時法」を実用化した「宗教上の理由」とは何ですか。本文中から二十字程度で探し、その始めと終わりの五字ずつを抜き出して答えなさい。( 一定の時刻~あったから )
修道院で最初につくられた理由を探します。修道院で時計が必要であった理由を探そう。2段落前の「…から」に記述があります。
問5)傍線部④「『時間』が『貨幣』と同様の価値を持つ」に関わりの深い言葉として最も適当なものを次から選び、記号で答えなさい。( ウ )
ア 早起きは三文の得
イ 光陰矢の如し
ウ 時は金なり
エ 急がば回れ
オ 急いては事をし損じる
ことわざの知識問題です。それぞれの意味を確認しておいてください。
問6)空欄⑤に入る言葉として最も適当なものを次から選び、記号で答えなさい。( ア )
ア 神
イ 人間
ウ 永遠
エ 歯車
オ 文明
5段落前に「古代から、『時間』は宇宙の進行――『神』の力を人間たちに示すものであった。」と記述があります。答えは本文中にありますね。
問8)本文の内容として適当でないものを次から一つ選び、記号で答えなさい。( ウ )
ア ロボットに対する考え方は日本と欧米で決定的な違いはあるが、今後は互いに影響し合いながら発展していくと考えられる。
イ 欧米では「時間」を機械で計測するよういなってから、「人間」をメカニズムであると捉え、そこから近代医学が始まった。
ウ 歯車の組み合わせ方は西洋と東洋ではまったく異なっており、文化や宗教の異なる両者が互いに理解し合うことは難しい。
エ 西洋では人間よりも優れた能力を持つものをつくることを目指して、かざり気がなくむだのない形態のロボットが作られた。
オ 都市も人工物であり、そこで起こる環境問題などの諸問題は人間自身が創り出してきたものに対する責任問題とも言える。
内容一致問題です。それぞれの選択肢の内容が、本文のどこに書かれているか探して、内容をチェックします。
最終段落に「異なるものが、お互いに影響し合いつつ・・・文化も共進化する」と記述されています。選択肢ウの「互いに理解し合うことは難しい」と反対の内容になっています。
今日は、前期B日程のうち論説文の問題について解説いたいました。
次回は、後半の物語文の問題について解説したいと思います。